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「序 何様?」の続きです。
洗濯機も回せない神様に異変が!
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「序 何様?」の続きです。
洗濯機も回せない神様に異変が!
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俺は神様、名前など何も無い。
だが、物心が付いた時に知っていたのは俺は神様と言う存在であるのみ。
神様?それは何だ?
神様とは、この世には沢山居るのではないか?
教会で拝まれている神様はそれぞれ、だが、俺が拝まれることは無い。
だが・・・それの方が気が楽で良い。
しかし神様は神様でも、皆それぞれ課題が出されているらしい・・・。
家の主は、今日の朝10時に目が覚めると
訳の分からないことを叫び俺を蹴飛ばし殴りで鞄を持って出て行った。
神様を蹴るわ殴るわして、本当は天罰も下したいところであったが・・・。
カレンダーにふと目をやると、今日の次の列・・・明日は一気に左下へと移動する。
天罰は既に下っていたことは、神様である俺でさえ知らなかったが・・・。
少々面白い物を見た気がして、笑いをかみ締めてカレンダーに背を向けた。
しかし・・・主はあのような性格をしていながらも部屋の中を見れば目を疑う。
家事などする必要も無いのではないかと思うほど、清潔で綺麗に整っているのだ。
掃除機をかけても、多少は綺麗になったかもしれないが人間から見れば変わりない。
さて困った、これでは神様である俺がゴミ扱いされる羽目になる・・・。
色々考えたが、料理をするにも俺は主の好物を知らない。
昨日言ったよう、洗濯機を見ても何も出来ないと・・・。
・・・おぉ?
「・・・・・・昨日言った事は何?」
「・・・・・・何だったんだろうなぁ?」
朝10時頃、私は目が覚めるなり頭にある方式が浮かび上がってしまい、条件反射に家を出て行ってしまった。コレは・・・私だけでなく人間皆犯してはならない過ちだ。
今日は学校、お休みでした・・・。涙・・・。
ギネス記録でも取るんじゃないかと思われる肩の落とし様と、歩きの遅さ。
まぁこれは誰でもショック受けるがな。
昨日の出来事できっと疲れているのよ私・・・。
それで、やっとの思いで我が家に辿り着きドアを開けると昨日のようになる。
洗濯機がある場所から、いかにも「気持ちが良いです」とか「機嫌が良いです」と言わんばかりの素敵な音が出ている・・・。何だろう、懐かしい音で泣ける・・・。
音が鳴っている傍に、俺様キャラの神様が唖然と突っ立っており、私は顔をしかめた。
オイ神様、お前昨日「洗濯機は動かせん」とかほざいてなかったか?
「・・・丁度俺の師匠が使っていた洗濯機と同じだったからな、いやぁ偶然。」
「お前が洗濯機を動かしたよりも、お前に師匠が居たのがよっぽどビックリしたわ!」
神様は「ワッハッハ」とか呑気に笑ってはフラリ私の背が向く方向へ行ってしまった。
しかし何故だろうか・・・?
家事の全てを任せられると思えばホッとしてしまった私が居る・・・。
いやいや!まだ肝心の料理のことは知らないわよ!
→「2 誰様?」へ
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空乃 鴉
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非公開
自己紹介:
これでも学生。
趣味は絵や小説を書くこと。
嫌な事が目の前にあるとネタの神様が降臨します。神様の存在はコレしか信じられない駄目人間←
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